切ナクテ、恋シイ、ヒト。


やっと着いた・・・。


でもこんな思いしてまで来て誰もいなかったら。


ノートが返ってこなかったら。


また出直す・・・の・・・。

それは嫌だ!







あーあ、嫌でもちゃんと連絡してから来ればよかったかも。



今更ながらちょっと後悔した。


ま、しゃーないか・・・。





アタシはドアをノックする。

「はい」

中から女の人の声がする。





よかった。

だれかいたみたい。


女の人・・・他の役の人かな。




「失礼します」

アタシは言いながらドアを開けた。