切ナクテ、恋シイ、ヒト。


アタシたちは移動して烏丸四条まで来た。

京都でもかなりの繁華街だ。




こんな人ごみの中なら彼もそう簡単に変なことはできないだろう。



いや、そんなことコイツには関係ない。


自分のやりたいことなら場所も手段も選ばない。




アタシ・・・
どうなんのよ・・・もう。




ごちゃごちゃ考えてる間に彼はある店の前にきて立ち止まった。


そしてこう言った。

「ここ」