会場に悲鳴のような泣き声が響いていた。


僕は、ゆうじの笑顔がまぶしすぎて見つめることができなかった。


どうか、ゆうじにもっと幸せを味わってほしい。


ゆうじに、恋を知って欲しい。


ゆうじ、お願いだから期限付きの命だなんて・・・言わないで。


僕は、心の叫びを声にした。


「いやだーーーーー!!!!!ゆうじーーーーー・・・」



僕の声は、会場中の声にかき消されて、すぐそばにいるゆうじに届くことはなかった。