「ハル・・・?どうしたの?」



瞬きも忘れて目を見開くユキは、相当な驚き様だった。


僕は、ゆっくりとユキに近づいてユキの目をじっと見つめた。

久しぶりに会うユキに、愛おしさが込み上げてきて涙まで出そうになるのを必死でこらえた。

「ユキ、ごめんな。僕、ユキと一緒にいたいんだ。ユキが好きなんだ。」



僕は、生涯2度目の告白をした。

僕はこの時、僕はこれから先もユキ以外の人に好きだと告白することは決してないだろうと思った。

ユキはまだじっと僕を見つめたまま動こうとしなかった。

「ユキ?どうした?」

僕は、一歩近づいて、ユキの頭に手を置いた。


「・・ハル!!!!」


ユキは、僕の胸に飛び込んできた。