水野さんはみずきさんにごめんと伝えて欲しいと言っていた。 そして、ありがとうって。 それは、今先生が言ったように、自分の死を覚悟したからだ。 大事な人とさよさらするってわかった時、どれほどの恐怖があるんだろう。 水野さん、どうしてそんな病気に・・・。 「今は点滴を打って安定していますので、一晩だけここでゆっくりして明日の朝には退院してください。」 僕はショックを隠せなかった。 そんな恐ろしい病気なのに、入院は一晩だなんて。 みずきさんは、落ち着いた表情で先生の話を聞いていた。