「僕は、自分の気持ち伝えただけだよ。お父さんは、ユキやお母さんは自分に気を使ってると思ってたんだろうな。どんなお父さんでもいいって言うユキの言葉を、ユキの本音だと思えなかったんじゃないかな。お父さんを心配して無理してそう言ってくれてると思ったんじゃないかって僕は思う。僕は、家族じゃないし正直な意見しか言わないだけなんだけど、それがお父さんは気持ち良いのかな・・。」



「ねぇ、家族じゃないって言った?あと何年かしたら、家族になるかもしれないんだよ!」


プ~っとふくれてみせるユキ。



「そうだな。早くなりたいよ、家族に。もう今でもお父さんって呼んでるけどね。」



「そうなの~~??2人の会話聞いてみたい!!ハルにはいくら感謝してもしきれないくらいにお世話になってばっかりだね。ハルのおかげで今回も、良い方向へ向かいそうだよ。」



あつあつプリンを僕の前に置いて、


エプロンをはずす姿に愛しさが込み上げる。