大雪が積もった日から1週間が過ぎた。


僕と話したユキのお父さんは、

「8割答えは決まった」と、帰り際に言いながら、口角を上げた。

その8割は、家族とやり直すことだと僕は勝手に理解した。


ユキは、その日からご機嫌で僕にますます惚れちゃったらしい。


「ハルってどうしてそんなにすごいの?本当にスーパーマンみたいだよ。私達が何言っても聞いてくれなかったお父さんなのに。不思議な関係だね~ハルとお父さんって。」

僕の為にプリンを焼いてくれているユキは、大好きなエプロン姿で僕に微笑む。


そんなかわいい顔したら・・・また後ろから抱き付いちゃうぞ!!