「さゆり・・って本名じゃなかったの?」 「本名な訳ないじゃん。あたし指名しに来てよね。じゃね~!!」 僕を残し、高いピンヒールで走り出したさゆりさんは、あっと言う間に夜道に消えていった。 「はぁ・・・」 僕は、頭の中がぐちゃぐちゃで、混乱していた。 ユキとのことをどうしようかと悩む僕の脳に、さゆりさんの名刺がぐるぐる回って僕の脳をかき乱す・・・。