「じゃあ、行ってくるね。退場の曲考えといて。」


僕は、玄関で寂しそうに僕を見送るユキにキスをした。


「退場の曲は、もう決まってるの。」


ユキは、嬉しそうにそう言うと、笑顔でバイバイした。




このときはまだ僕は知るよしもなかった・・・



軽い気持ちで始めたこのコンビニのバイトが僕とユキの間に微妙な溝を作ってしまうことを―――