きれいな青い空を見上げて、ふと隣を見る。

「こんな綺麗な空なのに雪が降るんだね~!」


何年ぶりかに、雪が積もった。

雪だるまを作ると言い出した僕の彼女は、手袋もせずに雪だるまを作っている。



僕の彼女―


高校時代、運命の出会いをした僕らはお互いに惹かれ合い、愛し合った。

彼女には、とても大きな家庭内の悩みがあり、そのことが原因で僕らは引き裂かれた。

離れても変わることのないこの愛に、僕は永遠を感じた。



僕は事故に遭い、


生死の境を彷徨いながら、


彼女を守るのは僕しかいないと確信した。



僕らは、誰にも負けない強い絆で結ばれた、どこにでもいるカップル。



彼女の名前は 『ユキ』 雪が好きなのも名前のせいかな。


春瀬ゆき。彼女は、出会った瞬間から僕をドキドキさせた。

そして、今もまだ僕は彼女に夢中・・。


彼女が同じように僕を想ってくれているのかわからないけど、僕より少し少ないくらいの愛で愛してくれてるんだろう。