何日か立った頃。 廊下でハルと話をしていたら、廊下の先に怜奈達が見えた。 ハルが 「よし、いくぞ」 と俺を引っ張って歩きだした。 勘弁してくれよ。と思いつつ、一緒に歩いた。 近くで見ると、本当に小さい。 怜奈は、目をくりくりさせて、ハルと美里の会話を聞いていた。 ハルは怜奈に見とれていた俺に気付き、一向に話掛けない俺に、苛々したのか、怜奈に向かって、 「何見てんだよ。ブス」 と笑いながら、からかった。 やってくれるよ。ハルさんよ。