そんな私達を真紀が、 「小型犬同士で、ワンワン、キャンキャン、マジうざい」 美里も 「えー。怜奈はどちらかと言うと、猫じゃん」 「俺は、ドーベルマンみたいな大型犬だろ。怜奈は狸だろ」 「誰が狸よ。高梨なんかゴリラよ。 顔も頭の中もそっくり。 見分けがつかない」 「おまえなぁ~」 いつもこんな感じだった。