それから、 放課後まで、授業なんてもんは手に付かずひとり悶々と考え続けた。 やばい。やばすぎる。 かっこよすぎ。 背も高いし、やさしそうだし、 スタイルもいいし。 髪なんて、サラサラで、茶色くて、 二年生かな? 名前なんていうのかな? 「ハル」って呼ばれていたし。 きっと、ハルお君。かな? いや、ハル君。かな? まさか、ハルべぇ君。は、 ないよねぇ? 途中から、何を考えているのかわからなくなってるし。