吸血鬼と紅き石

「ありがとう、大好きよ」

優しい子ども達に行ってらっしゃいと告げた。

「俺の色彩で道標を創っておいた。あれなら迷わずに行けるだろうよ」

レンバルトの言葉に頷いた。

光る子ども達は最後にリイエンの頬に触れ、礼を言うかのように、レンバルトの前で佇んだ。

青年が頷くのを合図としたように、小さな光は彼が創った道を進んで行く。

白い空間の中、灰銀の道を進んでゆく子ども達。

幻想的な光景を、リイエンは見えなくなるまで見つめていた。