「デート!」


「どしたの亮輔?」


「デートしたことねぇ!」


「忙しいもん…しょうがな…」


「しょうがなくない!デートしてぇ!」


「女か!お前は!」


「普通女から言うよなぁ…デートって…愛莉言わねぇもん…」


「だって忙しい。でも時間作ってあげる頑張って」


「ありがと愛莉しゃん」


「ちゃんと亮チャンもつくってよ」


「あーい」





デートの時間なんて




つくるべきじゃなかったのかな?





あんなに仕事頑張ってあけた休日が




苦しいものになるなんて




このときは気づかなかった