「学校では禁止です!今すぐはずしなさい!」


「なんで~?オシャレして何がわる~い。先生似合わないからひがんでるんでしょ?早く授業はじめれば」





反抗する未海・・・





でも未海の言うとおりだ





オシャレして何が悪い?






「その髪もなんで染めてるんですか」


「地毛だってば。愛莉ちゃんも金髪でしょ。ソニアちゃんがアメリカ人だから、金髪なの~」


「言い訳は結構!」


「だったらさっさと始めて。授業参観なんだから」


「あなたは本当に・・・」


「先生!」






思わず叫んでしまった愛莉・・・




「・・・どなたの保護者ですか?」


「未海の母親ですけど」


「・・・・・・親も親ですね。授業参観にそんな格好で来るなんて・・・」


「似合うからいいじゃないですか。TPOもわきまえてますけど?」


「なんですか?」


「未海が可愛いからってひがまないでください。」


「校則違反してるのはあなたのお子さんでしょう」


「オシャレしちゃだめっていう校則でもあるんですか~」


「・・・」


「ないんでしょ?可愛いんだからいーじゃん」