「なんであたし?」


「あなた、つまらなそうな顔」


「は?」


「人生、楽しい?」


「・・・楽しくないけど」


「じゃ、あたしが楽しくしてあげるわ。モデル、やりましょ?」






モデル・・・




確かにあっくんもモデルだった・・・



ソニアちゃんも美人だし・・・





あたし、モデルできるんじゃない?




「やってやろうじゃん?葉子ちゃんだっけ?よろしく。あたし、江戸川愛莉。人生、楽しくしてね?」


「愛莉ね。任せなさい。必ずあなたの人生、変えてあげるわ」




これがあたしのモデル人生の始まりだった



「あっくーん」


「愛莉・・・」


「親孝行しないでごめんね?あたし、モデルになる!」


「え?」


「あっくんと同じようにモデルなる!いいでしょ?」


「愛莉!」





あっくんに久しぶりに抱き着かれた・・・




ツンツンするのをまずやめよう




モデル、やるからには一番にならなきゃね?