『ねぇねぇ亮輔!亮輔は、ル・ィみたいな人になって!』


『はぁ?腕とか伸びなきゃいけねぇの?』


『違うって!ル・ィは仲間のためなら自分の命も惜しまない心が超広い人なの!愛莉はル・ィみたいな人が超好み!だからね、この曲も好きなんだ。ル・ィっぽくて』


『ふぅん・・・』


『ル・ィは戦いがどんなに辛くても決して投げ出そうとはしないの。愛莉ね、そーゆーのかっこいいと思うんだ。自分は辛いのに仲間のために命投げ出すってステキじゃない?愛莉はできないなぁ・・・でもさ、自分が命はられてまで守られたときは泣くほど嬉しくない?だからね亮輔』


『・・・』


『ル・ィになって!』





これはル・ィの声が聞けるからっていっつも愛莉は聴いてた




それほど愛莉の憧れなんだっていっつも思ってた





愛莉は多分



『自分を守ってほしい』



そう意志があって言ったんだろうな



俺は



やっぱり



ル・ィみてぇに強くなれねぇよ