僕の進学先が決まって キミが県外での寮生活を 決めた頃 学校のあちこちには 卒業式の案内が 貼り出されていました そして僕は いつもと違っていた景色に ふと気がついたのです キミの隣に タツがいないこと キミの笑顔が 前よりずっと 見れなくなっていたこと 心配と不安と 少しの期待とで 僕の心は おかしくなりそうでした そして あの日僕が出した勇気は 今まで生きてきた中で 一番大きなものだったと 思います