何気に空を見上げれば 頬に落ちる雪が じんわりと胸の奥にまで 冷たさを広げます 僕たちが変わらなくても 季節はちゃんと 次の明日に向かっていました 少しずつ進路が決まっていく 友達の中で 入試を控えた僕は 問題集に囲まれながら 相変わらずキミのことを 考えていた気がします 「今しかない」 キミだって何度も 言われてきたでしょう 今頑張らないで いつ頑張るんだと でも僕にとっては 今できる勉強も もちろんだけど 今ある気持ちだって とても大切なものでした