長い間 ずっと見てきました 特別なこともなく 当たり前のように 毎日、毎日… キミの茶色く透けた髪と 眩しい笑顔と 喜ぶ瞳も 落ち込んだ仕草も ずっとずっと 見てきたのです 僕がメガネを掛けた時 キミは僕に ふざけて言いました 「男がメガネかけるのって 本心を隠すためなんやろ?」 僕がそんなに 器用なはずはありません でも 隠せるものなら 誰にも気付かれないように 二度と開かない 鍵をかけて 蓋を閉じてしまいたいとも 思っていました