いろんな緊張と考えのせいで 前の晩早めに眠れなくて 僕はその日 大きな遅刻をしました いつもなら 一度部室に寄ってから 大会へ行くのに この日は直接 会場へと向かったのです たいしたスコアは 出せなくても わずかな差で 僕はセットをとります 本当はキミが 応援にきてくれるはずだった スタンドを横目に 一人走りながら 汗を流していました 三回戦まで進めたことを コーチがとても誉めてくれて 今までそんな経験が 全くなかった僕は 嬉しくて嬉しくて あの瞬間が 今でも忘れられません