無意識のうちにそれを手にとった。 真上のライトに照らされ、プラチナのラインがきらりと光る。 あたしも…ペアリング、してみたかった。 絶対、無理だろうけど。 「あっ、指輪だぁぁ~」 途端、女のヒトの甘い声が聞こえた。