身長制限に
不満そうにしてたけど
メリーゴーランドとか
一緒に乗ると
楽くんはとても喜び
乗り物に乗らず
こちらを見守る雅哉さんに
手を振る私たちは
他の人から見たら
親子なんだろうな
そして
いくら想っても
お兄ちゃんと私は兄妹のまま
二人で家族を増やす事など
絶対に出来ない
「姫子ちゃん?」
―――――――ハッ
気がつくと
楽くんが心配そうに
私を見上げ
「姫子ちゃん、
ぼんやりしてた」
「あ、ううん。大丈夫だよ
次、なに乗ろうか」
やだ やだ私
こんなところでまで
お兄ちゃん、お兄ちゃんって
家族を増やすなんて
バカな想像しちゃって……
3人で親子みたいに楽しむほど
頭の中がお兄ちゃんで
いっぱいになる
雅哉さんの行動を
もしも お兄ちゃんだったら
そう想像して
……いたたまれない気分になる
想像すれば想像するほど
不可能を知らしめられる
心ここにあらずな私に
笑いかけてくれる二人に
申し訳ない



