伶はくすくすと笑いながら、またキッチンでケーキとお茶の準備を再開したようだった。 カチャカチャ、とキッチンから聞こえてくる音を背に、私は寝室に入って服を着替え始めた。 …どんなに伶に愛の言葉をもらっても不安になるなんて、私はなんて愚かなんだろう。