まぁ、あれが秋月さん本人だったら、の話だけど。




…と、思ったら、私の住んでいるマンションに入っていった。

やっぱり、秋月さんだったようだ。




１分くらいの時間差で私もマンションに入り、エレベーターを待っている秋月さんに追いついた。




「こんばんは。」

「っ！？」




…先に言っておくと、私は声をかけただけだ。『こんばんは』、と。

それなのに秋月さんは心底驚いたらしく、手に持っていた荷物を全て落とした。


…今も呆然としてる、感じ。