「でも、さっき由佳にしたのは、仕事なんかじゃない。俺が、したいと思ってした。俺の意思では、本当に好きな子とじゃなきゃ、出来ない。…信じて?」 そう言う伶さんを見つめた。 目が合うとすぐに、再び手を掴まれて、腕の中に納められた。 伶さんの心臓の音が、間近に聞こえる。 …抱き返してしまえば良いのに、私はそれが出来ずにされるがままだった。 どうして、こんなに伶さんを信じられないのか、わからなかった。