「また、連絡するから。」 「…さよなら。」 伶さんの言葉には答えず、お食事会を終えて、私は自宅へと帰っていった。 …うまく笑えていなかった、と思う。 伶さんがどんな表情で私を見ていたのか、私はわからない。 伶さんの顔を、見ることが出来なかったから。 …多分、これが最後になると思う。 伶さんとのお食事会も、会話も。 おとなりだから、顔を合わせることはあるかもしれないけれど、『約束』するのは、最後。