それは、私が1番わかってる。デモ、竜生が好きなンやからしゃぁナイやん!


「真彦、ゴメンな…。私、智也より、竜生の方が好きやネン。真彦は智也の事、ホンマによぉ考えてて、イイ友情やなって思うわ。ほんまゴメン。」


美稀はそのまま、たちあがり、玄関を出た。



「美稀ッ!」


真彦以外の子が追いかけてくれた。


「美稀はコレでイインやって!」


「美帆」


「そやでッ!お前が考えた結果を又変えろなんて、よォ言わんわ」


「かず君」




「皆ありがとぉ!」


「又、俺らンとこに竜生って子つれて来いよ」


匠がボソっと言った。


「ウン!!」


美稀は夜の間、智也と真彦以外の人と、しゃべり続けた。