特等席はアナタの隣。

黒崎君の部屋は想像通り、シンプルで落ち着いている。
ごちゃごちゃと物が溢れている私の部屋とは比べものにならない。


「きれいに片付けてるんだね」
私も帰ったら片付けようかな…。

「いや、いつもはもっと汚ぇよ。特に裕太が来た時はヒドい」
苦笑しながら言う。