特等席はアナタの隣。

「うん、知ってる」

ニッコリと高橋君は笑う。

「最低なことしても、手に入れたくなった」

何も言葉が出ず、絶句してしまう。


「俺、一回見たんだ。黒崎とモカちゃんがここで楽しそうに話してるところ。あの黒崎が…って最初は驚いたけど、アイツが親しくなる女の子に興味が沸いちゃって」

だからカラオケの誘いに飛び付いた、と高橋君は話した。