特等席はアナタの隣。

授業の内容も全然頭に入らず、気付けばもう4限目を迎えている。


次の授業は移動教室のため、教室には数名しか残っていない。


「モカ、行こ!」
教科書とノートを持った麻美が私の席まで来た。

「…うん」
いつもと変わらず話しかけてくれる麻美がありがたかった。

元気出しな?と頭を撫でてくれる麻美に少し微笑む。

準備をして立ち上がり、チラッと後ろにいる和泉君を見ると、優しく微笑み返してくれた。



…うん、頑張れる。