お弁当をさっと後ろに隠した。
一つはさっき私が食べたもの。一つは和泉君のお弁当だ。
それを目ざとく見つけた高橋君は、
「何で2つ持ってんの?もしかして……誰かにあげるつもりだった?」
厭らしい笑みを浮かべながら近づいてくる。
「…ううん。…時々麻美にも作ってあげるの。…でも、今日は私体調悪くて食べられなくて…」
すごく苦しい言い訳だ、と自分でも思ったけど、誤魔化さないといけない…。
ふーん、と言いながら、高橋君はまたにっこり笑った。
一つはさっき私が食べたもの。一つは和泉君のお弁当だ。
それを目ざとく見つけた高橋君は、
「何で2つ持ってんの?もしかして……誰かにあげるつもりだった?」
厭らしい笑みを浮かべながら近づいてくる。
「…ううん。…時々麻美にも作ってあげるの。…でも、今日は私体調悪くて食べられなくて…」
すごく苦しい言い訳だ、と自分でも思ったけど、誤魔化さないといけない…。
ふーん、と言いながら、高橋君はまたにっこり笑った。


![いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/12250-750.jpg?t=1676623078)
