特等席はアナタの隣。

みんなのどよめきと悲鳴が聞こえる中、引き摺られるように店を出た。

「ちょっ…ちょっと、待って…!」

私の言葉を無視して、どんどん先を歩く黒崎君。


無言のまま街を歩き、やがて駅に到着した。
何も言わない黒崎君を見上げる

「乗るぞ」


「ど、どこ行くの…?」

相変わらず腕は掴まれたまま。