特等席はアナタの隣。

それから、あっという間に黒崎君は食べ終わった。

お弁当は見事空っぽ。
すごく嬉しいかも…。
1人でニヤついていると、


ふわぁとアクビした黒崎君が言う。

「メシ食ったら眠たくなってきた…」

じーっとこちらを見ながら、


「…………一緒に寝る?」


とんでもないことを言ってきた。