「お嬢様。 泣いていては、せっかくの綺麗な景色が台無しですよ?」 「……え、 誰っっ?!?!」 振り向くと、色白で明るい茶色のサラサラしたショートの髪で目がぱっちりとした二重の… いわゆる、絶世の美少女が立っていた。 「初めまして。 私は、萩本利壱(ハギモト リイチ)と、申します。 満姫お嬢様の執事です」 ……え? 利壱って名前……… 男ーーーっっっっ?!?!?!