先生… これからは、悲しいことがあったり、苦しいことがあったりしても、我慢しないようにするからね…。 私…素直じゃないから、なかなか本当のこと言えないかもしれないけど… 今回みたいに何も言わない…なんてことは、無いようにするよ…。 この先生がくれた鍵に誓うからね…。 秋の日差しがゆっくりと傾き始める。 高校へと向かうバスに揺られて、先生から貰った鍵が淡いオレンジ色の光を浴びて、キラキラと輝いていた。 *おわり*