「ひゃっ……」 私はビクッとなり、横に向けていた顔を正面に向けると… 「横を向かれてると、キス…しづらいもんな。」 ニヤッと笑う先生の顔がアップで私の瞳に映る。 えっ…… まさか今のキスって、先生の方に顔を向けるようにするためにしたの!? 「それじゃあ続けるか!幸歩のお母さんが帰って来るまでな。」 「えっ…帰って来るまでって、ちょっと待っ……んっ…」 先生は再び唇を重ねる。 先生ってば、待ってって言ってるのに……。 あ……、正確には言おうとしたら、途中で阻止されたんだけどね…。