「深雪先輩?」 「駄目!我慢するっ やっちゃんに我慢させてる分、あたしも我慢するから!」 あたしは強く言い張った。 でも…と言ってくるやっちゃんに対してあたしは駄目とまた言い張る。 最後に我慢するから! と言ったら彼は溜め息まじりに笑って「わかりました」って言った。 「受験終わった春休みは沢山デートしましょうね」 「…うん」 ちょこっと淋しい気持ちを残しながらあたしたちは再び歩きだした。 我が儘でごめんね…やっちゃん。 あたしは目に溜まった涙を見られないように俯せて歩いた。 .