俺様のち王子。[完]





部屋の明かりはついているから、
誰かいるはずなんだけど………


と…とりあえず電話っ!


プルルルルル…「んだよ。」

ワンコールででた。


「あのぅ…神谷?」

「今さらなんの用?」


神谷の低く冷たい声が
私の心を傷つける。


「……話したいことがあるんだけど、部屋入れてくれない?」


弱々しい声で呟く。


「さっきからインターホン鳴らしてんのお前かよ。」


そう言ってドアをぶっきらぼうに開けた。


お互い電話を片手に持って見つめ合う。



「…話あんなら、さっさと入れよ。」

「…ん。」


相当キレ気味だった。


さっきまでの自信は何処へやら、私は弱々しくなっていた。


「おじゃましま…す」



神谷は、先々リビングへ案内する。

殺風景な黒で統一した部屋が広がる。


「あれ…親は?」


「は…俺一人暮らしだし。」


「…へえ」



なんだか半別れ状態で知った事実。