◆唯SIDE あの日 雄斗にキスされた後 私は雄斗に告白された。 「あんなヤツなんかより、俺にしとけよ。俺は唯のコト泣かせたりしないからさ。」 正直、揺れた。 雄斗は、不器用だけど本当は優しくて私のコトをいつも見ててくれた。 だけど… 「ごめん。」 今の私の頭の中は、 神谷でいっぱいいっぱいだった。 「…俺諦めないから。アイツのコト嫌になったらいつでも待ってるから…。」 「…雄斗は優しいね。ありがと…」 そう言って神谷が走って行った道を、追い掛けるように暗闇のなか唯は消えた。