「!」

 そういえばベリルがケビンのペンダントに興味を持っていたな……とライカはハタと気付く。

「ケビンさっきの──」

“ガッシャアアァァーーン!!”

「……」
「……」
「……」
「……」

 上から落ちてきた植木鉢に全員が沈黙した。

「マジか……」

 当てる気は無かったとしても、これは怖いぞベリル……重力によって砕かれた植木鉢を見下ろす。

 こいつらに情報を渡すような事をするなってことか……恐怖から逃れるように気を取り直すと、彼が植木鉢を落とした理由を考察した。