気持ち良さそうに鳴く小鳥達。

あたしの部屋には、カーテン越しにまばゆい程の光が差し込んでくる。



そんな中、あたしはベッドに寝転んで天井を見つめていた。



今日からあたし達は三年生になる。


バレンタインの日に想いが通じた玲とたっちゃんは、毎日ラブラブ。



三年生はクラス替えがないけど…何故か嫌な予感がする…。



そんな気持ちもあって、あたしは学校に行く気がしなかった。



「でも行かないなんて言ったら、いっちゃん怒るだろうな…」



ベッドサイドに置いてある時計はもう七時半を指していた。


あたしはダルそうに身体を起こすと、学校に行く準備をし始めた。



一通りの準備が終わった所で、あたしは玄関へ。


そこには既に準備を終えたいっちゃんがいた。



「おはよう、光里。

制服姿久しぶりに見るわ」



「そうだね…」



俯きながら答えると、いっちゃんは突然あたしの顔を覗き込んで来た。




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