「どうしたんだよ、光里。
こんな所で暴れて」
噂をすれば、今回あたしからトップの座を奪ったいっちゃんがあたしの隣に現れた。
「河村君、これ見て」
そう言って、玲はいっちゃんに掲示板を見せる。
いっちゃんは何が言いたいのか分からない様子で、顔をしかめた。
「…見たけど、これが?」
「これが?って!
いっちゃん一位なんだよ?
いつ勉強してたの!?」
あたしが興奮した様子で問い掛けると、いっちゃんは涼しい表情で答えた。
「勉強してねーけど…」
「…やっぱり」
いっちゃんの口から発せられた答えは、あたしの予想通り。
…いっちゃんはあたしと頭の構造が違うんだ。
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