あたしは久しぶりの大好きなショップに、目を輝かせながら店内をうろつく。


流行を取り入れた店内には、秋物の洋服や冬物の小物でいっぱい!!



あたしは色々な商品を手に取って、じっくりと品定めをする。



「…いっぱいありすぎて迷うなあ」



あたしは広い店内を見渡した。


ここのショップで売ってある全てのものがあたしのツボ。

優柔不断なあたしは、こういう時に困る。



「これどうだ?」



いつの間にかはぐれていたいっちゃんが、嬉しそうな表情で一着のワンピースを持ってきた。



白地でシンプル。

だけどどこか目を惹かれる、そんなワンピースだった。



「かわいい…」



「これ、買ってやるよ」



いっちゃんはあたしからワンピースを奪うと、レジに向かおうとした。




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