俺の目の前に光里がいる。




さっき、何か大声で叫びながら家に入ってきたように、明るいところは昔とそっくりだな…



しかもこいつ、俺とおばさんが関係持ってるって勘違いしてたしな。

思い出しただけでも笑えてくる。



ほんと、昔とそっくりだ。





光里は突然の俺の登場にビックリしているようで、俺をずっと見てくる。


まるで、固まったペンギンみたいだ。




まあ、無理はないよな。


突然、幼なじみである俺が突然登場したんだから。





でも、気付いたきっかけはあいつの母親が知らせたから。




出来れば光里自身で気付いて欲しかった。


少しだけ気分が沈んだ。




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