まじまじと顔を見た。見た目もまだ若々しく、顔つきも少し違う。

 もしこれが夢でないのなら、本当に過去に来たんだろう?でも確かにこの篠原はさっき居た時代の篠原じゃない。少し若い。

「あぁ、悪い悪い。寝ぼけてたよ」

「全くしっかりしてくれよ。今日が決行の日なんだから」

「・・・決行?」

「おい、大丈夫か?まさか忘れたんじゃないんだろうな」

「・・・あぁ、そうだった。決行の日だったな。分かってるよ」

 そうだ。俺のやり直したい日は、この日だ。