「潤、何か飲む?」 優しい声で俺に呼びかけるのは、この店の店主“刹那”だ。 「ん?お茶があるならお茶貰いたいな。ある?」 刹那は頷いて、真っ暗な奥へと進んでいった。 刹那の髪は本当に真っ白で、腰まであるくらい長く、真っ暗な中でとても妖艶に輝く。そして、赤い小さなピアスが白髪の合間から右耳で輝いている。片方しかしていないんだろうか。 着物を着ているから、尚更妖艶に感じる。真っ白な髪によく似合う着物。 いつ見ても魅入ってしまうくらい、惹かれるんだ。