「やっぱ無理。帰りたい。あの頃に戻りたいよ。過去に戻りたい」 思わず涙が溢れてきた。あんな店に入らなければこんな未来を迎えなかったかもしれないのに・・・。 ・・・あんな店? 「あっ」 そうだ。もう一度過去に帰れれば。 「お姉さん。お姉さん居ないの?ねぇ、お姉さんっ」 涙を拭いながら、店の女を呼んだ。名前なんて知らないからお姉さんとしか呼べない。 「お姉さん、ねぇってば。居なっ」 「呼んだ?」 背後から声がし、私は思わずびくっとした。