「・・・分かりました。病院にお伺いします」
「本当ですか。あぁ、ありがとうございます」
安堵から座り込みそうになった。それから病院の名前を伝え、出来るだけ早く来て欲しいと伝えて電話を切った。
あとは相川さんが来るのを待つだけ。
なるべく看護師の人にバレないように病室に戻り、ベッドに寝転んだ。総合病院で人の出入りが多いからか、幸い誰にも気づかれていないようだった。
「やりたいことは終わった?」
寝転がる私の顔を覗き込みながら、お姉さんは真っ青な顔で言った。
「お姉さん、どうしたの?顔色悪いよ」
飛び起きてお姉さんの両肩を持ち顔を見た。



